5日目
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8月5日 「 吉 骸 魔 京 」(きちがいまきょう)


4回目のトライにて、やっと普通免許の本免学科試験をパスした俺。


これで俺も堂々と公共道路を走れるようになったわけである。(今まではこっそり無免許運転してた)


ちなみに、教習所を卒業してから実に4ヶ月が経過していた。





そして帰宅途中。


今日は地元の駅前で
お祭りが開かれる日だと言う事を思い出し、顔を出してみた。





必ず年に一回は顔を出すワケだが、


今年も相変わらずの大盛況だった。



商店街の通りには様々な種類の出店が並んでいる。




行きかう人々。活気に満ちた空気。あと、何故か防弾チョッキを身に着けた警察官。




とりあえず、それら全てを無視してゲーセンへ向かう。





ゲーセンも大盛況だった。


SEEDは相変わらず人がたかる。


期間限定でマジアカが1プレイ50円のためわりと盛況。


最近はデモを流してるだけだったメルブラもさっちん使いが連勝している。


あとまたエゥーゴVSティターンズが『故障中』。



ゲーセンに集まる連中(俺を含め)にとっては祭りなどどこ吹く風ということらしい。






マジアカで連敗したので早々とゲーセンを去ると、興味深い出店が目に入った。



『らくがきせんべい』



せんべいの上にシロップで絵や文字を書き、上からパウダーをまぶすと綺麗な絵になってうかび上がるという仕組み。


カタ抜きに続く出店の定番である。



ふと気付くと、先客の女の子がせんべいに何か書いている。


鋼の錬金術師のアルを書いていた。


デフォルメだがやたら上手い。しかも台詞付きだ。




完成した作品を持って意気揚々と去っていく少女。取り残された自信喪失気味の俺。


迂闊にイラストに挑戦すると恥を書きそうだ。


となると、字で何らかの芸術性を表現するしかないな・・・。


と、思考すること約2秒。


俺の頭の中に一つのビジョンが浮び上がった。



せんべいに筆を走らせ、1分経過。



そして完成したのが




これ。


某るろ剣作者っぽく





名前も入れてみた。



素晴らしい。これは正に芸術。


このたった4文字の言葉が



作者がどれ程の変人かを体現している。


・・・何か自分で書いてて悲しくなってきた。




ちなみに、構図を思い描くのに2秒もかかったのは、漢字にするか平仮名にするか迷ったからである。




更に、店の兄ちゃんが持ち帰りやすくするために袋に詰めてくれた。



イヤー、これはかなり助かった。


だって、喰う気なんてサラサラなかったし。






風来人宅の前に差し掛かった時、またも俺の興味を引く店があった。



『フラッペ』


要するにカキ氷のことである。


他の店と違うのは、店頭に『シロップかけほうだい』と書いてある点だ。


シロップの種類も豊富。



レモン、ピーチ、コーラ、青リンゴ、ブルーハワイ、メロン、イチゴ、 あともう一つは忘れた



↑のシロップが店頭にズラリと並べられてて、好きなのをかけれるということらしい。



とりあえず、全部ブチ込んだ。


それもタップリと。




その結果






毒功完成というワケだ



最凶死刑囚ですら裸足で逃げ出しかねない凶悪なコントラスト。


色でいうなら混沌(カオス)色である。


というか、シロップの総合量が多すぎて氷が融解した。


カキ氷というよりは、スリーエフで売ってるフロートに近い。



今、メッセで繭にこの写真を見せたところ



「ホコリかぶった麺つゆ」


というコメントが返ってきた。説明を補足しないとカキ氷に見えないらしい。




で、完成した↑を店のオッチャンに見せてみた。




ヒクッ



今、確かにオッチャンの顔がヒクッってなった。





「こんなの直接喰ったりしたら 深刻問題(シリアスプロブレム)だゼ」


とでも言わんばかりの表情だ。


うん。俺もそう思う。




そして笑顔を取り戻したオッチャンが一言。




「そりゃ美味いぞ〜」









おかしいな。



まだ幻覚剤の類は入れてないハズなんだが。




ちなみに、俺の目にはまだ不吉な色をたたえたカキ氷が映っている。


或いは、カキ氷屋の店主ともなると視覚から味を判断する事も可能なのか。




試しに一口飲んで食べてみる。






「うん、美味い。」








誤解がないように言っておくが↑のは俺の台詞。


いや、これが本当に美味いのだ。



口先で弾けるコーラの強烈な味。


口の中でとろけるコーラの豊かな風味。


喉をするりと通り抜けるコーラの・・・っつーかコレ



コーラの味しかしねぇ。




恐らく、コーラ以外のシロップは紙コップの中での生存競争に勝ち残れなかったのだろう。


まあ、普通にしてれば普通のコーラ味と変わらない。


排水溝に流す羽目にならなくてよかった。





しかし、食べれば食べるほど


胃の中に合成着色料が沈殿していく。


破壊的なシロップの甘ったるさに俺の胃がもたれてきた。


口直しにさっきのせんべいの先っぽをかじってみる。



せんべいは塩味キツメだった。


やっぱり胃がもたれた。



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